「常に前進・常に挑戦」

人間学を学ぶ月刊誌「致知」3月号の特集は「常に前進」。 その巻頭対談として、「神の手を持つ男」といわれる二人のスーパードクターの対談が掲載されています。 藤田保健衛生大学脳神経外科客員教授佐野公俊氏(66歳)デューク大学脳外科教授の福島孝徳氏(69歳)のお二人です。 お二人は、世界中から脳神経の手術の最高権威として尊敬され、現在もなお最前線の現場で更なる進化に挑戦されています。 佐野先生の動脈瘤手術は、約三千四百件(ギネスブック登録)。 福島先生の頭蓋底手術は、約八千五百件(世界記録)。 佐野先生がご在籍された藤田保健衛生大学(愛知県豊明市)が、私たちの事務所のクライントであることもあり、大変に興味深くこの対談を読ませて頂きました。 世界のトップになり、そのポジションを維持し続ける人の凄みを感じさせるお二人の言葉をご紹介しましょう。 (福島先生) 「私は全生涯を患者さんと脳外科のために尽くすと決めた男なので、一日一秒たりとも無駄にはできない。」 「かつての勤勉な日本人はどこへ行ったんだと言いたい。」 「二四時間患者さんのことを考える」 「私の場合は、月月火水木木金金」 (佐野先生) 「努力をする者にのみ、神の啓示がある。」 「病気には全身全霊で対処して、誠心誠意を持って患者さんに手を尽くす。 弛まぬ前進を続ける。それが神様が見放さないでいてくれる最大のポイントじゃないでしょうか。」 「誰かを裏切ったり、人には分からないからいいかげんに済ませておこうなんてことをやれば、神様が見ている。」 「私たちは、常に改革、常に挑戦の気概を持ち、無限の前進にかけていかなければならないんじゃないですか。」 ご縁があり、興味を持ったことにトコトンまで熱中し、それを天命と感じ、その上で現状に満足することなく飽くなき追究をする。 道を究めた人に共通する「凄み」とも言える境地を感じます。 私も「五十にして天命を知る。」、そして「六十にして耳順。」「七十にして心の欲するところに従いて、規をこえず。」となれるように、もっともっと頑張らねばならないと思いました。 しかし、五十歳で天命をしるには、まだまだ相当頑張らねば・・・・(今、46歳)。