ある経営者の死
私が尊敬するある経営者が亡くなりました。
多分、ご自身で人生にピリオドをうたれたと思われます。
とても可愛がって下さった方でしたので、大きなショックを受けました。
この出来事から約1ヶ月が経ち、やっと少し冷静に振り返ることができるようになりました。
この方は、経営者として大きな実績を残しました。
親分肌で、後輩の面倒見がよかったです。
大変に誠実で、約束を違えることはありませんでした。
大変に繊細で、気遣い溢れるメールをたくさん頂きました。
地域経済に対する思いと志が、大変に高い方でした。
お酒が大好きで、お酒の席ではとても楽しい方でした。
しかし、亡くなってしまいました。
周りの誰も、ご自身で死を選ばなければならないほど追い詰められていたことを知りませんでした。
この出来事の二週間前に、この方と二人でお酒を飲みましたが、何も気づきませんでした。
ただ、今にして思うと、いつもより少し優しかったかな・・。
よく、経営者は孤独と言いますし、私も、私の気持ちや配慮を理解して貰えない時には、孤独や無力感を感じます。
あんなに強くて優しい方でも、こういった選択をされるという出来事に接して、私自身、少し自信を失った1ヶ月でした。