愛読雑誌のご紹介

今日は、私の愛読雑誌「致知(ちち)」についてご紹介します。

致知」とは、中国の古典「大学」に出てくる有名な言葉で、カンタンに言うと、人間の素晴らしい英知を勉強し、それを行動することが大切であるという精神を言います。

ちょっと小難しいタイトルのこの雑誌に私が出会ったのは、今から数年前に稲垣会計のクライアントの社長からの「年間ギフト」でした。毎月送られてくる「致知」をパラパラ見ているうちに、この雑誌のとりこになりました。

今日、送られてきた今月号の特集は「志に生きる」です。

私は「志」という言葉が大好きで、書家の横山夕葉先生に「志」という文字を書いて頂いて事務所に飾ってあります。仕事で難しい判断に直面した際には、「志」に照らして判断するように心がけています(なかなかできませんが・・・)。

今月号の「致知」には、志に生きる人々の生き様が満載です。特に、勝海舟に、西郷隆盛とともに天下で恐ろしい者と言わしめ、坂本龍馬に「天下の人物」と言わしめた儒学者横井小楠(しょうなん)の志には、正直、燃えました。これから開国しようという後発国「日本」にあって、欧米の物真似ではない日本の歴史・慣習に根ざした独自の社会体制を主張し、幾多の失脚にもめげず、暗殺されるまで、自らの考えを説き続けた志の強さには驚きです。

なぜ、幕末・明治維新の頃の日本には、こういった傑物が多く登場したのでしょうか?

どうしたら、こういう強い志の人間になれるのでしょうか?

私にとって「致知」は、娑婆の細事に気をもんでいる、ちっぽけな自分をリセットしてくれる雑誌なのです。

毎月連載の、渡部昇一先生の「歴史の教訓」もメチャメチャ良いです。

是非とも、購読されることをお勧めします。

以上

追伸

致知」10月号に登場された「私を導き、育んでくれたもの」のタビオ会長・越智直正氏が、平成21年11月24日開催の稲垣公認会計士事務所主催の交流会「双肩」でご講演されることになりました。ご興味のある方は、是非ともご参加下さい!