葬儀委員長

先日、私どものクライアントの創業者がお亡くなりになり、その葬儀委員長をつとめさせて頂きました。もちろん、葬儀委員長は初めての経験です。今回は、この経験と感じたことについて少し触れたいと思います。

お葬式に葬儀委員長を置く場合は、そのお葬式が社葬や市民葬などの場合です。ご遺族だけで行うお葬式には置かれません。社葬などの場合に、遺族を代表する喪主の他に、社葬の施主として葬儀委員長がおかれます。

葬儀委員長は、通夜式と告別式の両方でホスト役を務めます。具体的には、焼香は一番最初に行います。ご会葬者への挨拶も、喪主の前に行います。告別式では、一番に弔辞(「式文(しきもん)」と言います)を読みます。出棺の際は、先頭を歩きます。

式が終わった後は、創業者の素晴らしいご経歴や、ご遺族の方々のお気持ちを考えれば、私のような若輩者が安易にお引き受けしてよいものなのかどうかを、改めて考え直させられるほどの大役でした。

今回の社葬は、ご遺族や会社のスタッフの方々の故人への強い思いと団結力で、素晴らしい内容でした。私が今までに参列させて頂いた社葬の中でも有数の素晴らしい式でした。このような素晴らしい経験をさせて頂いた、このクライアントの後継者の方々に心底から感謝を申し上げたいと思います。

そして、何よりも、葬儀委員長という大役をご指名頂けたのは、このクライアントの担当者の日頃の努力の賜と思います。クライアントからの信頼があってこその、今回のご依頼であったと思います。今回は、私たちなりにも準備や段取りが大変でしたが、これについても、完璧に対応をしてくれました。弔辞や挨拶文の原稿も、素晴らしい文章を作ってくれました。

今回のイベントは、日頃の私たちの事務所の真剣な取り組みが評価された一つのできごとだったのではないかと思い、改めてスタッフの皆さんに感謝をした週末でした。

以上